冷凍食品の歴史は100年前にさかのぼります。冷凍技術の発展・普及により、食品のおいしさを保ったままに長期間の保存が可能となりました。手軽で簡便であることなど、冷凍食品の利便性が評価され、今日では様々な家庭用冷凍食品が食卓に彩りを加えています。
家庭用冷凍庫の中には様々な調理済みの冷凍食品がストックされ、我々の食生活の中に深く浸透しています。また、鮮魚や精肉、野菜なども流通過程でその多くが冷凍され、業務用として外食産業で広く利用されています。冷凍食品は、日本の食文化として定着したといえるのではないでしょうか。
我々の生活を豊かにしてくれている冷凍技術ですが、まだまだわからないこと、解決するべき課題が多くあります。
食品冷凍技術懇談会は、食品冷凍に関連する知識や技術を科学的な視点から発信するとともに、食品企業や食品流通、学術機関等に在籍されている技術者・研究者を対象に、冷凍にかかわる技術課題やトッピクスに対して意見交換や情報交換をする場を提供しています。また、冷凍技術に関するご相談や社員研修・講演会などもお受けしております。
先ずは毎月開催している勉強会にお気軽にご参加ください。
NEW 2024/1/14 イベント情報
第38回 食品冷凍技術懇談会(オンライン勉強会)
2024年1月29日(月)15:00-16:30(オンライン)
【テーマ:冷凍食品内の3次元氷結晶計測法】
【ゲスト:日本大学 都 甲洙氏】
⇒冷凍食品内の氷結晶観察法は,直接観察法と間接観察法に大別されるが,氷結晶は無色透明であるため,氷結晶とその他の成分の識別が困難である.今回は,冷凍食品内の氷結晶計測用に開発した極低温ミクロトームイメージングシステム(CryogenicMicrotome Imaging System, CMtSIS)の概要と、それを用いた『冷凍食品内の氷結晶』『アイスクリーム内のミクロからマクロ氷結晶』『気泡』『乳製品』等の計測について解説する。
申 込: https://forms.gle/yqFWLjEUcjQ2Gy8C7
参加費: 3300円(税込) ※FFTechの会員様は無料となります。
※各回アーカイブ配信有り。当日視聴できなくても安心です。
==懇談会の概要==
※ミニレクチャー+Q&Aディスカッションで約1.5hの勉強会です。
※盛り上がりに応じて30分程度延長する場合があります。
※皆様のご要望をテーマに設定して、毎月開催してまいります。
※アーカイブもありますので、当日ご都合が悪くても安心です。
主 催: 一般社団法人食品冷凍技術推進機構(https://fftech.jp/)
運 営: 株式会社テックデザイン
『食品冷凍技術懇談会』のホームページにお越しくださり有難うございます。
本会は、食品冷凍に関連する知識や技術を科学的な視点から発信するとともに、産・産あるいは産・官・学のコミュニケーション、情報交換の場を創出します。また、各分野の学術研究者および、企業において応用研究開発に携わる技術者との交流・連携を促進し、相互に協働したイノベーティブな事業開発を実現する役割を担ってまいります。
既存の学会とは差別化し、オンラインをベースにすることで、遠隔地の方や、学術学会等に馴染みがない方でも気軽に新しい情報に触れることができ、疑問や質問を投げかけ、情報を共有することができます。本会の運営に関しても、画一的にならずに、参加者の皆様からのご意見をもとに、様々な企画を様々なスタイルで提供してまいります。
本会の永続的な活動による食品冷凍技術の研究開発促進の成果が、自然環境に配慮しつつ、人々のQOLを向上させる美味しい冷凍食品の開発・普及の後押しとなり、冷凍食品業界の更なる発展に貢献することを期待しています。
食品冷凍に携わる皆様におかれましては、本会の設立趣旨にご賛同いただき、ご理解とご指導、そして温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人食品冷凍技術推進機構
代表理事 鈴木徹(東京海洋大学)
●経歴
1991年 農学博士(東京大学)
●所属学会
食品工学会理事、低温生物工学会理事、日本冷凍食品協会各種委員、日本食品保蔵科学会理事 日本冷凍空調学会常務理事 等歴任
●研究キーワード
食品冷凍、氷結晶、ガラス転移、凍結保存、魚卵、澱粉・・・。
日本における食品冷凍学の先駆的存在かつ先端的な研究を進めており、メディアにも多数出演。